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シカゴのニュー・ジェネレーション・ジャズ・グルーヴ レザヴォア

Resavoir.jpg

カーテンを開けて、ぱあっと朝の光が差し込むすがすがしさ。
小鳥のさえずりが聞こえてくるなか、
女性のハミングにストリングスが織り成す、柔らかなサウンド・テクスチャー。
ムーンチャイルドを思わせるオープニングのイントロに、心をつかまれました。
シカゴの新世代ジャズ・レーベル、インターナショナル・アンセムから登場した
6人組バンド、レザヴォアのデビュー作です。

思わずムーンチャイルドを連想したように、
サンプリングやループと生演奏とのブレンド具合が絶妙で、
キャッチーなメロディで惹きつけて、アブストラクトなラインを動かしながら、
さまざまな楽器がレイヤーしてサウンドを作っていく、
楽曲構成とアレンジの上手さにヤられちゃいました。

スムースな音の流れのなかで、サックスがおおらかにブロウし、
やがて管楽器が入り乱れて即興を繰り広げたあと、
ギターとウーリッツァーが新たな表情をサウンドに付け加える‘Resavoir’。
ゆったりとうねる波間を行く船のようなグルーヴが、なんという心地よさでしょうか。

‘Plantasy’ は、ストリングス・オーケストレーション(ポスト・プロダクション?)と、
ホーン・セクションのパートを組み入れた壮大なサウンドトラック。
ハンドクラッピングの印象的なビートで始まる‘Clouds’ は、
じっさいこんなに速い3連のクラップはできっこないから、
サンプリングなんでしょうけど、
そのリズムの上にホーンやギターが折り重なるという、
サウンド・スケッチの鮮やかさに舌を巻きます。

わずか30分に満たないアルバムながら、
これほど緻密に設計されたサウンド・デザインは、
昨今のラージ・アンサンブルに通じるものを感じます。
リーダーのトランペッター、ウィル・ミラーの
作曲・アレンジ・プロデュース能力に要注目ですね。

Resavoir "RESAVOIR" International Anthem Recording Co. 0026 (2019)
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