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プータイのラム モンルディー・プロムチャック

Monruedi Phromchak  SAO NAK RIAN TAM TO.jpg   Monruedi Phromchak  LAM PHUNTHAI VOL.1.jpg
Monruedi Phromchak  LAM PHUNTHAI VOL.3.jpg   Monruedi Phromchak  LAM PHUNTHAI VOL.4.jpg

10年以上前、たった1枚見つけたCDで、
トリコとなったモンルディー・プロムチャック。
モーラムの伝統的な歌唱法をしっかりと備えた人で、
太く芯のあるコブシ回しの絶妙さに、いっぺんでマイってしまいました。

当時どういう人なのか調べるも、手がかりがなく、
前川健一さんの『まとわりつくタイの音楽』に書かれた、
わずか6行の短い紹介が、ゆいいつの日本語情報でした。
そこで前川さんも「安テープの山から見つけた宝物のひとつ」と語られているとおり、
伝統モーラム・ファンを夢中にさせる力量は、折紙付きといえます。

その後、Soi48 の『旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』で
モンルディー本人へのインタヴューを含む8ページの記事が載り、
ようやくこの人のバイオグラフィを知ることができました。
その記事のおかげで、以前ぼくが手に入れたクルーン・タイ盤CDは、
82年頃に録音されたアルバムをCD化したものだということもわかりました。

しかしモンルディーのCDはこれ1枚しか見つからず、
ほかにないのかなあと、長年思っていたんですよね。
『旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』には、
もう1枚別のCDの写真も載っていたので、
きっと現地に行けばもっと出ているんだろうとは思っていたんですが。

ところがつい最近、現地でモンルディーのLP・CD・カセットを
ごっそり買い付けてきた人がいて、さきほどの
『旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』に載っていたCDもあり、
喜び勇んで3タイトルいただいてきました。
いずれも『ラム・プータイ集』と名付けられたアルバムです。

モンルディーはイサーン出身のラーオ人ですけれど、
ラオスへ行ってモーラム修行したという人だということは、
件のインタヴューで語られていたとおりです。
ラオスで流行していたラム・タンワーイとラム・プータイをとても気に入り、
猛練習して自分のものにし、タイに持ち帰ってヒットをあげたそうで、
今回の3枚は、そのラム・プータイを集めたCDのようです。

プータイというのは、中国雲南省や杭省周辺からヴェトナム、ラオスの北部を抜け、
タイ東北部イサーン地方に移り住んだ少数民族ですね。
独自の言語を持ち、プータイ固有の文化と音楽を受け継いできた人々で、
ラム・プータイはプータイ語で歌われるモーラムなのでしょう。

ゆったりとした自由リズムで、歌う、というか、吟じる、といった表現の方が
ぴったりくるモンルディーのおおらかにうねる節回しは、
クルーン・タイ盤ですでに承知とはいえ、耳を惹きつけられぱなしになります。
ケーン、ピン、ソーなどの伝統楽器に、
オルガンやシンセを加えたシンプルな伴奏も、必要最小限で申し分ありません。
全曲同じような曲調にテンポでも、まったく聴き飽きることがないのは、
デビュー前に名人チャウィーワン・ダムヌーンとも一緒に活動していたほどの、
本格ラム使いであるモンルディーの至芸ゆえでしょう。

Monruedi Phromchak "SAO NAK RIAN TAM TO" Krung Thai KTD008
Monruedi Phromchak "LAM PHUNTHAI VOL.1" V. Musicsound SCD9
Monruedi Phromchak "LAM PHUNTHAI VOL.3" V. Musicsound SCD11
Monruedi Phromchak "LAM PHUNTHAI VOL.4" V. Musicsound SCD12
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