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サハラの生音ビート・ミュージック タラウィット・トンブクトゥ

Tallawit Timbouctou.jpg

サヘル・サウンズから、トゥアレグのグリオ3人組の新作が届きました。
新作といっても録音は11年と、なぜか7年も眠っていた音源ですけれど、
トンブクトゥやガオなどで演奏される、
祝祭のダンス音楽タカンバの素の姿が楽しめる、貴重なアルバムです。

タラウィット・トンブクトゥは、アンプリファイされたテハルダントと、
ベース役のもう1台のテハルダントを演奏する兄弟と、カラバシを叩く甥による3人組。
全10曲45分ノンストップで演奏されるタカンバは、ダンスの伴奏音楽とはいえ、
野性味たっぷりの演奏と、砂嵐が舞うようなグルーヴに、聴き飽きることがありません。

グナーワにも通じるトランシーな快楽を呼び起こすタカンバは、
結婚式や有力者の祝賀のほか、遊牧民キャンプなどを回って
トゥアレグのグリオが演奏してきたもので、トゥアレグばかりでなく、
ソンガイのコミュニティにも広く受け入れられてきた音楽です。

70年代半ばから、グリオの出自でないソンガイ人やトゥアレグ人が、
電気化したテハルダントでタカンバを演奏するようになり、
80年代にシュペール・オンズがガオで人気を博し、
一気にタカンバ・ブームが巻き起こります。
https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-02-26

タカンバという名前は、トゥアレグ人が演奏していたタシガルトを
ソンガイ人がタカンバと呼んで広まったもののようで、
トンブクトゥではタシガルトと呼ばれていると、
トゥアレグのグリオのグループ、アル・ビラリ・スーダンの解説に書かれていましたね。
https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-01-09

カラバシを拳で叩く重低音ビートがとにかく快感で、
生音のビート・ミュージックと呼びたくなります。
このタカンバの饗宴を、もし単調と感じる人がいるとしたら、
その人はアフリカ音楽とは無縁な人だろうな。

Tallawit Timbouctou "HALI DIALLO" Sahel Sounds SS048CD (2018)
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