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レディ・ジャンプ・シャウター キティ・スティーヴンスン

Windy City Divas.jpg

キティ・スティーヴンスン!

うわあ、40年ぶりの再会ですねえ。
かつてPヴァインが、チャンス・レコードのリイシュー・シリーズの1枚としてLP化した
謎の女性ジャンプ・シンガー、キティ・スティーヴンスンが、ついにCD化されました。

本人の写真が1枚もなく、経歴も不明という謎だらけのシンガーで、
ジャンプ/ジャイヴ・ファン好きの間で話題を呼んだ人です。
あの時リイシューされた7曲がまるごとCD化されたんですが、
ほかに追加曲がなかったのは残念。同じセッションで録音されたと思われる
“It Ain't Right” “It Couldn't Be True” “Then Comes The Day” “Evening Sun”
の4曲があるんですけれども。

いやあ、ひさしぶりに聴き直しましたけれど、
イナたいジャンプ・シャウターといった味わいが、たまりませんねえ。
田舎のジューク・ジョイントで歌ってるシンガーといった風情がいいんです。
いや、実際のところは、CDタイトルにあるとおり、シカゴで歌ってた人なんでしょうけど、
そんな都会のダンスホールのムードなんてまるでない、田舎臭さがいいんです。

今回のCD化で、この7曲は52年12月ではなく、47年12月録音で、
伴奏はトッド・ローズ・オーケストラだということが判明しました。
また、名前もPヴァイン盤ではスティーヴンスとなっていましたが、
スティーヴンスンと改められています。
そして最大のディスカヴァリーはキティ嬢の写真で、表紙を飾っていますよ。

ブギウギのビートにのせて、ぶっきらぼうに歌う
“That Jive” のジャイヴ味がこたえられません。
まるっきり洗練されていないからこそ出せる、
濃厚なブルース臭としか言いようがありませんね。
ジャマイカ民謡の“Hold 'Em Joe”なんて、この人の土臭さにドはまりで、
47年4月録音のルイ・ジョーダンの“Run Joe” の洗練ぶりと対極といえますよ。

Pヴァイン盤はA面のキティ嬢ばっかり聴いて、
B面を聴いた記憶がぜんぜんないんですけれど、
このCDにはキティ以外にも、ドロシー・ローガン、ルー・マックなど、
ぼくも初耳のレディ・ジャンプ・シャウターが勢揃いで、悶絶が抑えられません!

このなかで、もっとも知名度の高い人といえば、女トランペッターとして名を馳せ、
自身の楽団も率いたヴァライダ・スノウでしょうね。
さすがにヴァライダの2曲は、
ほかのレディとは比べ物にならない洗練ぶりで、華があります。
ここだけ、めかしこんだ社交場のシカゴの夜というムードですけれど、
他は、シカゴ郊外の場末のバーでしょうかね。
馴染みの店で、常連客とともに卑猥な歌に嬌声をあげる、
気の置けなさが嬉しい1枚です。

Kitty Stevenson, Miss Byllye Williams, Edna McRaney, Valaida Snow, Dorothy Logan and Lou Mac
"WINDY CITY DIVAS : RHYTHM & BLUES IN CHICAGO VOLUME 1" Theron CD5001
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