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ブラジルのコンテンポラリー・ジャズ最高峰のグループ ルデーリ

Ludede  RETRATOS.jpg   Ludere.jpg

ルデーリの新作が出ました。
ルデーリは、バーデン・パウエルの息子フィリップ・バーデン・パウエルのピアノに、
ギリェルミ・リベイロのアルバムでもプレイしていたダニエル・ジ・パウラのドラムス、
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-12-06
ルビーニョ・アントゥネスのトランペット、ブルーノ・バルボーザのベースの4人組。
ブラジルのコンテンポラリー・ジャズ最高峰のグループと呼ぶのに、
なんのためらいもありません。

昨年リリースしたデビュー作が鮮烈で、
従来のブラジリアン・ジャズとはステージの違う、
世界標準の新世代ジャズのセンスを持っていることに驚かされました。
抜きんでたリズム表現、作曲能力の高さ、濃密なサウンド・アプローチ、
卓越したソロ・ワークと、どこを切っても、現代のジャズのエッセンスが充満しています。

パリ生まれ、ドイツ育ちのフィリップ・バーデン・パウエルをのぞき、
全員サンパウロのミュージシャンなのですが、
彼らの演奏には、ブラジル音楽の要素は見当たりません。
サンバやボサ・ノーヴァ、北東部など地方のリズムがまったく出てこないどころか、
参照すらされていないので、ルデーリの演奏を聞いて、
ブラジル人とわかる人は、まずいないんじゃないかな。
フィリップ・バーデン・パウエルのソロ作では、
ブラジリアン・ジャズらしい楽想も見受けられるんですけれど、
ルデーリではブラジルを封印しているかのようです。

今回の新作は、弦楽四重奏をゲストに迎えているところが聴きどころ。
アンサンブルが生み出すフック・ラインを、
弦楽四重奏が加わることで、より濃密なものにしています。
リズムの崩しも巧みなルビーニョのトランペット・ソロや、
現代ジャズ的な訛りのあるリズム・フィールを持ったダニエル・ジ・パウラの
サウンドに流れを生み出していくドラミングが、すごくイマっぽい。
う~ん、ライヴを観てみたいですねえ。

Ludere "RETRATOS" Blaxtream BXT0011 (2017)
Ludere "LUDERE" no label no number (2016)
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