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「東方のともし火」コンサート シティ・ヌールハリザ

Dato’ Siti Nurhaliza  KONSERT LENTERA TIMUR.jpg

名実ともにマレイシアの大歌手に成長したシティ・ヌールハリザ。
去年日本で開かれた日・アセアン音楽祭にも、マレイシア代表として出場していましたね。
そういえば、ぼくがシティちゃんに会う幸運に恵まれたのも、
03年に国際交流基金主催のJ-Asean Popsコンサート出演のために来日した時だったっけ。

シティのCDを日本で出していたオフィス・サンビーニャ社長(当時)の田中勝則さんが、
ラジオ出演するシティに会いに渋谷のNHKスタジオへ行くというので、
「ぜひ、お供を!」と懇願して、シッポ振り振り、田中さんにくっついてったんでした。
あの時シティは24歳だったかなあ。
まだティーンにしか見えないような、小柄な少女といった感じでした。
話声はか細く、芸能人らしい華やかさとは無縁の大人しさで、
その控えめな雰囲気はマレイシアの大スターというイメージとずいぶん違い、意外な気がしました。

ところが、スタジオでインタヴュー中、求められて一節歌い出した時の衝撃といったら。
その場の空気を揺るがすような素晴らしい歌声に、一同、茫然。
一流のオペラ歌手やゴスペル歌手の生声を聴くような、空気が振動する音圧に圧倒され、
天才歌手シティの実力ぶりを思い知らされたのでした。

この時にシティちゃんと一緒に撮った記念写真はぼくの宝物になりましたが、
今それを見返すと不思議な感慨をおぼえます。
マレイシアの貧しいど田舎から出てきた歌の好きな少女がプロの歌手となり、
国を代表する歌手に成長して、日本にやってきたわけですけれど、
このあと実業家の男性と結婚して、貴族に相当する称号ダトゥを得てセレブへと変身するのだから、
まさに現代のシンデレラ・ストーリーそのものですよね。
もう「シティちゃん」なんて気安く呼べる存在ではなくなり、ちょっと複雑なファン心理であります。

少し個人的な思い出話が長くなっちゃいました。
そのセレブとなったシティ嬢、歌手活動の方がやや停滞気味な感もあったんですが、
08年にリリースした伝統歌謡路線の大傑作『東方のともし火(原題 LENTERA TIMUR)』を、
昨年9月に大がかりな一大スペクタクル・ショーにしたコンサートを開き、
このほど2枚組のライヴ盤となってリリースされました。

艶やかな民族衣装をまとった40人を超すマレイシア伝統歌謡の大オーケストラをバックに、
シティが「東方のともし火」のレパートリーを歌うのだから、もう最高です。
ジョゲット、ザッピン、アスリといったマレイシアの伝統歌謡ばかりでなく、
インドネシアのガムランやインドのヒンドゥスターニ音楽などの要素も取り入れ、
マイケル・ジャクソンの“Beat It” をさらりと引用するお遊びまで加えた
エンタテインメントで楽しませてくれます。

これはぜひ映像で観たいですよねえ。DVD出さないのかな。
CDは曲のつなぎの編集でブランクが空いたり、
同じ部分が重複していたりするようなお粗末なところもあるので、
ぜひDVDで全編通しで見せてもらいたいものです。

Dato’ Siti Nurhaliza "KONSERT LENTERA TIMUR" Siti Nurhaliza Productions/Universal 3378838 (2014)
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