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ルーククルンはタイのフィーリンか サワリー・パカパーン

Sawali Phakaphan  SUNYA KONG KRA CTR203.jpg   Sawali Phakaphan  YAA TORRAMAAN EEK LOIE CTR240.jpg

メー・マイ・プレーン・タイのタイ歌謡復刻シリーズで
認識を新たにしたのが、ルーククルンの良さです。
これまで日本で親しまれたタイ歌謡は、
濃厚なタイ風味を味わえる田園歌謡のルークトゥンやモーラムで、
バンコクの都会人に愛された西洋風の流行歌ルーククルンは、
注目されることがありませんでしたね。

日本でたとえると、フランク永井に代表される<夜の歌謡曲>ムードのルーククルン。
90年頃だったか、往年の名歌手といわれる人の編集CDを2~3枚聴いて、
あまりに退屈で放り出してしまい、それ以来聴くチャンスがなかったんですけど、
ルーククルン黄金時代の60年代のオリジナル・アルバムをずらりと並べた
メー・マイ・プレーン・タイの復刻シリーズで、
ようやくタイ・オールディーズの良さに開眼しました。

なかでも一番カンゲキしたのが、女性歌手のサワリー・パカパーン。
繊細な歌いぶりと情感の深さは、タイ随一といえます。
微分音まで完璧にコントロールした歌唱力が、またすごいんですよねえ。
伸びのある高音の美しさに、ホレボレとしてしまいます。

サワリーの上品な持ち味は、タイの歌手のなかでもずば抜けていて、
ラウンジーな演奏をバックに歌っても、わずかばかりも気品が損なわれません。
スウィンギーなジャズ演奏にのって歌うサワリーは、
マレイシアのサローマと肩を並べる、60年代東南アジアを代表する歌姫でした。

ルーククルンじたいがすでに過去の音楽となり、
すっかりすたれてしまったジャンルですけれど、
都会的で洗練されたサウンドとアダルトなムードは、
タイの昭和歌謡というより、タイのフィーリンといってもいいのかもしれませんね。

Sawali Phakaphan "SUNYA KONG KRAI" Mae Mai Pleng Thai CTR203
Sawali Phakaphan "YAA TORRAMAAN EEK LOIE" Mae Mai Pleng Thai CTR240
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