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トゥアレグのグリオ アル・ビラリ・スーダン

Al Bilali Soudan.jpg

トゥアレグの音楽と言えば、非グリオ系の砂漠のブルースばかり聴いていますけど、
そういえばトゥアレグのグリオの音楽って、どんなのでしたっけ。

ハイラ・アルビーやママドゥ・ケリーなど、トンブクトゥ周辺のサハラ砂漠の音楽を専門とする
アメリカの新興レーベル、クレモント・ミュージックがリリースした、
アル・ビラリ・スーダンというグループのアルバムを聴きながら、
これまでトゥアレグのグリオの音楽をロクに聴いてなかったことに気づきました。

アル・ビラリ・スーダンは、トゥアレグの名門グリオの家系に生まれた
アバロウ・ヤタラ率いる4人組で、テハルダントを弾き歌うアバロウに、
ベースの役割を担うもう1台のテハルダントと、
2台のカラバシという編成からなるグループです。

テハルダントとはンゴニと同じ弦楽器のことで、
トゥアレグ人のタマシェク語ではそう呼ぶんですね。
このアルバムでは、マリ北部やニジェールに暮らすソンガイやトゥアレグのグリオたちが演奏する、
伝統的なダンス・ミュージックのタカンバが聞けますが、
トンブクトゥのトゥアレグたちは、この音楽のことをタシガルトと呼んでいるそうです。

2台ずつのテハルダントとカラバシだけの演奏なので、単調にも思えますが、
じっくり耳を傾けると、どっしりと重みのあるリズムとテハルダントの至芸に引きつけられます。
長尺のインスト・ナンバーでは、
ジャム・バンド的な展開もみせるインプロビゼーションに、手に汗握ります。
歌は粗削りで味わいに欠けますけれど、
タシガルト(タカンバ)は歌より演奏中心の音楽なので、あまり気になりません。

アバロウ・ヤタラはアリ・ファルカ・トゥーレの初カセットにも参加し、
70年代はオルケストル・ド・トンブクトゥ(ル・ミステール・ジャズ・ド・トンブクトゥの前身)に在籍、
ラジオ・マリにも数多くの録音を残したと解説にあります。
それらの録音でも、テハルダントを演奏していたんでしょうか。

Al Bilali Soudan "AL BILALI SOUDAN" Clermont Music CLE01-2012 (2012)
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