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謎のタイ仏教歌謡レー ポーン・ピロム

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タイの仏教歌謡レーに興味をひかれるようになって、ずいぶん経つものの、
いまだにこの音楽のことがよくわかりません。
仏教歌謡レーの第一人者で、のちにルークトゥンの大歌手となった
ポーン・ピロムのCDを聴くと、ソー(胡弓)、ピー(縦笛)、ラナート(木琴)、
キム(タイ式サントゥール)、タポーン(両面太鼓)、チン(小シンバル)、
コーンウォン(環状ゴング)などの伝統楽器を使った古典音楽調のものがあるかと思えば、
ほとんどルークトゥンと変わらないモダンなスタイルのものもあって、
何がレーという音楽のサウンド・アイデンティティなのか、つかめないままでいます。

メー・マイ・プレーン・タイがオリジナル・ジャケットで再CD化したアルバムでも、
ピーパート編成あり、ホーン・セクションやピアノ入りのルークトゥン調ありと、
どれがレーで、どれがルークトゥンやら、あいかわらずよくわかりません。

たとえば、伝統サウンド中心の“DAO LOOK KHAI”は、いかにも宗教歌らしい曲が多く、
スピード感あふれるラナートがひとしきりインプロヴィゼーションを繰り広げた後、
一転スローになり、ソーと小物打楽器をバックにしたレーを歌うという内容でした。
ホーンやアコーディオンがフィーチャーされる曲もありますが、
基本はワン・コードの起伏のないメロディを延々繰り返すパターンで、
なるほどお経らしいというか、こういう単調なメロディがレーの特徴に思えます。

ところが、同じ伝統サウンドの“HAY CHIM PLEE”は起伏に富んだ曲が多く、
ポーン・ピロムも滑舌よく、メリハリの効いた歌いぶりを聞かせます。
今回聴いたなかでも本作は出色の内容で、すごく気に入ったんですけど、
このアルバムの収録曲すべてがレーなのかどうかは、よくわかりません。

ラナートやピーに銅鑼が華やかに鳴り響く曲は、
抹香臭いワン・コードのお経ふうのレーとは明らかに雰囲気が違うし、
一方、ホーンやピアノをフィーチャーし、ポーン・ピロムがソフトに歌っている曲は、
ルークトゥンそのもののようにも聞こえます。
かと思えば、ロックンロールふうのピアノとホーンが反復フレーズをしつこく繰り返し、
ワン・コードの単調なメロディを歌う曲などは、レーをモダン化したもののようにも思え、
う~ん、謎ですねえ。さらにこの内容でジャケットがビキニ娘というのも、謎すぎます。

“DAO LOOK KHAI”がオーセンティックなレーで、
“HAY CHIM PLEE”は歌謡化したレーなのかなあなどと想像してるんですけど、真実やいかに。
ミャンマーの仏教歌謡と同じく、古典音楽のスタイルを継承したタイのレー、
よくわからんとぼやきつつも、興味がそそられる謎のジャンルであります。

Porn Pirom "DAO LOOK KHAI" Crown Brand CD440
Porn Pirom "DAO LOOK KHAI" Mae Mai Pleng Thai CTR236
Porn Pirom "HAY CHIM PLEE" Crown Brand CD441
Porn Pirom "HAY CHIM PLEE" Mae Mai Pleng Thai CTR511
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