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ベル・エアーを掘り下げるジャズ・ピアニスト エルヴェ・セルカル

Herve Celcal  BEL AIR FOR PIANO.JPG

マルチニークから、ビギン・ジャズの若手有望ピアニストが登場しました。

マルチニークのベル・エアー(ベレ)をジャズ化するというタイトルどおり、
ルーツ・オリエンテッドな志向を強く持った人で、
ベレのさまざまなリズム、ビギン・ベレ、ウレ・マンゴ、チン・バンのほか、
シューヴァル・ブワやカドリーユ、さらにレユニオンのマロヤまで演奏しています。

編成は、主役エルヴェ・セルカルのピアノに、ベース、ドラムス兼バタ、太鼓のベレの4人。
さらに2曲で、ゲストでタブラがフィーチャーされています。
このタブラ奏者は、その名前から察するにインド系のようです。
そういえばマルチニークには、印僑も大勢暮らしているんですよね。
タブラが加わったことで、クレオール度がぐっと増したのを感じますよ。

アラン・ジャン=マリーやマリオ・カノンジュなどのビギン・ジャズのピアニスト以上に、
クレオールの伝統リズムを掘り下げようとする意志がはっきり打ち出されていて、
マロヤまで視野に入れているなんて、なんとも頼もしいじゃないですか。
マロヤの曲ではカヤンブも加わっていますよ。

カリブ=アフリカ=ヨーロッパ=アジアの広範なクレオール性を全面展開させた
クレオール・ジャズ・ピアニストのエルヴェ、注目に値する才能です。
アクースティックにこだわったサウンド作りに加え、ポップなセンスもあって、
うん、とってもいいじゃないですか。気に入りました。

Hervé Celcal "BEL AIR FOR PIANO" Ting Bang/Debs 6551.2 (2013)
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