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春爛漫のアイリッシュ・フォーク キャシー・ライアン

Cathie Ryan.JPG

ここ数日春めいてきたなと思ったら、今日は一気に春爛漫。
こういう陽気になると、アイルランドやスコットランドの女性歌手が聴きたくなります。
そんな折にタイミングよく届いた、元チェリッシュ・ザ・レイディーズのキャシー・ライアンの新作。
キャシーの優美でたおやかな歌声が、まぶしい青空によく映えます。

アイリッシュ・アメリカンらしい洗練されたサウンドにのって、
明瞭な発声で歌うキャシーのぬくもりのある歌唱が、
長い冬で冷え切った身体をほぐしてくれる願ってもない一枚。
レパートリーは伝統曲が半分で、残り半分はアルタンのマレード・ニ・ウィニーや
ケイト・ラスビー、ロジャー・マッギンなどの曲を取り上げて歌っています。
特にマレードの“Mo Níon Ó” には泣けて、泣けて。もう、たまりません。

キャシーの声がどこまでもクリーンなため、
優等生ぽいとか、キレイゴトに感じるムキもあるかもしれませんけれど、
誰の耳にも素直になじむこの声を嫌う人なんて、この世にいないんじゃないでしょうか。
歌いぶりに情感を込めるのでなく、メロディを丁寧に紡いだ発声して歌の世界を表現するのが、
キャシーの作法というか、アイリッシュ・フォークの歌のありように思えます。

ギターのジョン・ドイルにホイッスルのシェイマス・イーガンというソーラスの名手たちや、
ぼくが大好きなシンガーのアイリス・ケネディがハーモニー・ヴォーカルで参加していて、
バックアップ陣もパーフェクトですね。

アクースティックなサウンドと歌に心が洗われる、清冽なアイリッシュ・ミュージック。
アクの強い音楽やメカニカルなサウンドに疲れた耳の大掃除にも、ぜひどうぞ。

Cathie Ryan "THROUGH WIND AND RAIN" Mo Leanbh MLCD001 (2012)
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