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ボレーロの青春の光と影 ホセー・テヘドール

Jose Tejedor  Las Voces Del Siglo.JPG

いやぁ、いいシンガーですねえ。
青春の光と影を想わせる、少年の面影を残したなめらかな歌い口に、ぐっときちゃいました。
アルセニオ・ロドリゲス似の風貌とはまるでイメージの違うヴォーカルです。

キューバ、エグレムが2006年にリリースした「世紀のヴォーカリスト」シリーズの1枚。
再プレスされたのか、最近また日本に入ってきているんですけど、
ホセー・テヘドールという初耳の歌手にびっくりしてしまいました。

革命後にあたる60・61年録音の全曲ボレーロといったレパートリーなんですが、
クセのない声で、なんともさっぱりと爽やかに歌っているんですね。
こんなに気負いなく自然体でボレーロを歌える歌手というのも、珍しいですねえ。
う~ん、聴けば聴くほどに味わいが増して、胸に迫ってきますよ。

キューバ産ボレーロのほかにも、トリオ・ロス・パンチョスのアルフレード・ヒル作のボレーロや、
ラファヘル・エルナンデスやボビー・カポーが作曲したボレーロも歌っていて、
一部の曲ではコーラス・パートをファルセット・ヴォイスで歌う、
ルイス・オビエドという相棒が加わります。

バックもいいですねえ。コンフント・ムシクーバという楽団は、
70年代ニュー・ヨークのサルサ・シーンで活躍した
ハビエル・バスケスがピアノで参加していたバンドだそうで、
トレスが加わっているのがユニークです。
音質がまたメチャクチャ良くって、トランペットのナマナマしい響きが格別です。

それにしても、知らなかったなあ、こんな歌手がいたなんて。
22年生まれ、91年ハバナで死去とあり、黒サングラスは盲人だったためのようです。
力の抜けた落ちついた歌声には、ほのかな甘みがあって、クロウト好みの歌手といえそうです。

José Tejedor "LAS VOCES DEL SIGLO" Egrem CD0812
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