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ぐらぐらファンク ネイオー

Nao  FOR ALL WE KNOW.jpg

ネイオーことネオ・ジェシカ・ジョシュアは、
87年ノッティンガム生まれの、イースト・ロンドン育ちのシンガー・ソングライター。
十代半ばの頃は、地元イースト・ロンドンが発信地となった
アンダーグラウンド・シーンのグライムに夢中になり、グライムMCに憧れることもあったとか。

その後、90年代のUKソウルの洗礼を受けてオールド・スクールなソウルに傾倒し、
ダニー・ハサウェイ、スティーヴィー・ワンダー、プリンスを聴きながら、
単なるシンガーになるのではなく、アカデミックな教育を受けた音楽家になりたいと考え、
ロンドンのギルドホール音楽院でジャズを学んだあと、
バック・シンガーやア・カペラ・コーラス・グループでキャリアを積んできたといいます。

そのネイオーのデビュー作のサウンドは、相当にユニーク。
一言で言ってしまえば、初期のプリンスに強い影響を受けた
エレクトロなソウル/ファンクということになるんでしょうが、
打ち込み主体のシンセ・ポップにありがちなエッジの立った音でなく、
手弾き感覚の強い、生演奏感覚のある柔らかなサウンド・テクスチャーが斬新です。

面白いのは、彼女が自分の音楽を「ぐらぐらファンク」と名付けていて、
何をもってwonky (ぐらぐら)と称しているのかはわかりませんが、
ポップなソングライティングと、人肌のぬくもりが伝わるエレクトロが絶妙の相性をみせます。
コケティッシュなヴォイスも温かみがあって、ホレました。

Nao "FOR ALL WE KNOW" Little Tokyo Recordings/Sony 88985304442 (2016)
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