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ダサい10乗ダンドゥットの底力 ラトナ・リスティ

Ratna Listy  MANA KEMANA.jpg

うわ、ダッせぇ~~~
なんじゃ、このアナクロなアレンジは!
はじめ、口ぽっかーん、やがて、ぎゃははと腹を抱えましたよ。
大げさなブレイクを、これでもかというほどしつこく繰り返す、わざとらしさがたまりません。

あー、悪口に聞こえたら、ごめんなさい。
悪口ではなくて、大衆音楽のあるべき姿といえるアナクロな世界を、
臆面なくも堂々とやってのける腹の座った根性に、魂抜かれてしまったんですよ。
いや~、ダサさもここまで極めれば、すがすがしいってか。
「ダサかっこいい」なんて甘っちょろいもんじゃない。ダサい10乗の突き抜け方ですよ。

東ジャワの西の都市マディウン出身、
90年代からビンタン・ラジオの専属歌手として活躍したラトナ・リスティが歌うダンドゥット。
グマ・ナダ・プルティウィからクロンチョン・アスリのアルバムを出していたのが
記憶に新しいんですけれど、チャンプル・サリもポップもなんでもこいの人だそうで、
まさかダンドゥットまで歌う人とは知りませんでした。

全編通して耳残りするのは、横打ちのクンダンのパーカッシヴな響き。
重低音のビートを轟かせながら、大げさなロック調ギターをぐわんぐわん鳴り響かせるサウンドに、
ぜんぜん負けてないラトナのパワフルなヴォーカルが胸をすきます。
オブリガードをとるスリンに、バックでうっすらとメロディをなぞるシンセと、
90年代のダンドゥット・サウンドをブラッシュ・アップしたサウンドが圧巻です。

Ratna Listy "MANA KEMANA" HP AC386.0215 (2015)
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