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オラン流ライを歌うモロッコ人シンガー シェブ・アマール

Cheb Amar  MIMOUNA.jpg

マジッド・ハッジ・ブラヒムのヘヴィ・ロテ、止まりません。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-07-17
オラン・スタイルのポップ・ライが、キラッキラしていた80年代末サウンドを、
これでもかというほど詰め込んだこのアルバム、
聴けば聴くほどにトリコになってしまうのでした。

すっかり<バック・トゥ・ポップ・ライ>になってしまった今日この頃、
タイミングよくもう1枚、王道スタイルのライを楽しめる1枚と出会うことができました。
それがこのシェブ・アマール。
94年にオラン最大のレーベル、ヴォア・デュ・マグレブからデビューした、
モロッコ、ウジダ出身のライ・シンガーです。

アルジェリア国境近くのモロッコ最東端のウジダは、
オランとともにライ揺籃の地で、シェブ・アマールも12歳の頃から、
シェブ・ハレドやシェバ・ファデラのレパートリーを、
結婚式で歌ってきたのだそうです。

アルジェリアでデビューしたのち、モロッコに戻ってレッガーダを歌い、
00年にはパリへ渡り、シェブ・アブドゥやシェブ・ビラールなどとともに活動して、
マグレブ全域から中東での人気を勝ち得た中堅シンガーの一人です。

さすがにマジッド・ハッジ・ブラヒムのような、オールド・スクールな歌ものではないにせよ、
オラン直系の泣き節を聞かせてくれるところが嬉しいじゃないですか。
近年のライでお約束のうっとーしいロボ声も、
数曲でごく控えめに使っている程度なので、これなら許せますよ。
ダンサブルな曲もレッガーダ調ではなく、祝祭のパーティ感覚で、
「アラウィ」と呼ばれるスタイルと聞きます。

この09年作のあとはまだ出ていないようですが、新作も期待したいですね。

Cheb Amar "MIMOUNA" Maghreb Music EMMCD200902 (2009)
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