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コンゴ音楽のベル・エポックを回顧して ディノ・ヴァング&ントゥンバ・ヴァレンティン

Dino Vangu & Ntumba Valentin.jpg

ロシュローのアフリザ・アンテルナシオナルで活躍した
コンゴ・ルンバレーズの名ギタリスト、ディノ・ヴァングが、
ントゥンバ・ヴァレンティンというトランペッターと共同名義で、
新作をリリースしましたよ。
これがなんと、コンゴ音楽のベル・エポックを回顧した60~70年代の名曲集なんですね。

オープニングは、グラン・カレとアフリカン・ジャズ時代に
ロシュローが作曲した“Adios Tete”。
続いて2曲目は、グラン・カレと袂を分かったロシュロー、ニコ、ロジェらが旗揚げした
アフリカン・フィエスタ時代のロシュローの曲“Ndaya Paradis” です。
途中にディノ・ヴァングの代表曲“Kiyedi” も挟んで、
ラストはグラン・カレの一大名曲“Independance Cha Cha” で
締めくくるというレパートリー。

う~ん、このまろやかさといったら。オールド・ファン泣かせですねえ。
ギターは、ソロもミ・ソロ
(リード・ギターとリズム・ギターの間を取り持つ役割を果たすギター)も
ディノが弾いていて、ントゥンバともう一人のトランペッターとサックスの3管編成。
エレガントなルンバ・コンゴレーズに、メロメロになるほかありません。
オールド・スクールだの、ただの懐メロだのと、
言いたいヤツには、言わせときゃいいんですよ。
このニュアンス豊かなサウンドは、
ウチコミのジャストなリズムで満足できるような鈍感なヤツには、もったいないって。

ベラ・ベラ、マキナ・ロカ・ディマイェなどのバンドを経て、
78年にロシュローのアフリザ・アンテルナシオナルの参加したディノ・ヴァングは、
ディジー・マンジェクとのコンビによる
シャープなギター・ワークで一時代を築いたマエストロ。
本作はアンサンブルを重視したサウンドで、目立つソロなどは弾いていないものの、
多重録音したソロとミ・ソロのギターの絡みのうまさや、
ソロのトーンのきらきらとした響きに感じ入っちゃいますね。

フィーチャーされる5人の歌手いずれも、
黄金時代のルンバを歌うにふさわしい声と歌いぶりで、申し分ありません。
この優雅なダンス・ミュージックが、40年後にはケツをぐりんぐりん回して踊る
エロ・ダンスのンボンドロに変化してしまうなぞ、誰が予想できたでありましょうか。

Dino Vangu & Ntumba Valentin "LA BELLE EPOQUE MUSICALE DU CONGO" Ya Dino & Ntumba no number (2016)
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