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アンゴラのフリー・ソウル カンダ

Kanda  SINAIS.jpg

これは、アンゴラのシティ・ポップス !?
センバでもキゾンバでもない、オシャレなアフロ・ポップは、
インターナショナルのマーケットで通用するクオリティといえるんじゃないですかね。
へぇ、アンゴラには、こんな人もいるんですねえ。

84年ルアンダ生まれのカンダこと、エマヌエル・ジョゼー・コスタ・カンダのデビュー作。
アクースティック・ギターの響きを活かしながら、ソフト・ロック、ネオ・ソウル、ライト・ファンクなど、
さまざまなテイストを加味したコンテンポラリー・サウンドのプロダクションは、上質です。
スムース・ジャズ・マナーのジャジーな風味も好ましく、
ジョナサン・バトラーやアフォンシーニョを連想させる曲もありますよ。

カンダの親しみのあるメロディとフックの利いた曲は、
ソングライティングの才を感じさせますが、
いわゆるアンゴラらしい哀感や抒情とは、明らかに違うセンスの持ち主ですね。
ブラジリアン・テイストをまぶした西海岸AORといった雰囲気は、
ジョルジ・ヴェルシーロあたりが好きなファンには、どストライクでしょう。
アンゴラのフリー・ソウルともいえるかな。

カンダのソングライティングにアンゴラ色はほとんど感じられないものの、
ゆいいつアンゴラ人のアイデンティティを示したといえるのが、
ンゴラ・リトモスの“Palamé” をカヴァーしたところでしょうか。
ンゴラ・リトモスは、47年に結成されたアンゴラ初のポピュラー音楽のグループで、
50年代に絶大な人気を呼び、伝説のバンドとして、今もアンゴラ人に愛され続けています。

カンダは、“Palamé” のブリッジをラテン・アレンジでシャレたサウンドに塗り替え、
若いセンスとコンテンポラリーなスキルを生かした手腕を、十二分に発揮しています。
この“Palamé” をはさんだ前後の“Kessa Ye Venga” “Lunguieki” の終盤3曲は、
それまでのアフリカを感じさせない曲と違って、アフリカらしいリズム・センスを発揮していて、
爽やかな汎アフリカン・ポップスとしてアルバムを締めくくっています。

Kanda "SINAIS" N’Guimbi KDCD01 (2010)
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