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お悔やみ ラフィー・レアビ

Raphy Leavitt  PAYASO.jpg   Raphy Leavitt   MI BARRIO.jpg
Raphy Leavitt  CON SABOR A TIERRA ADENTRO.jpg   Raphy Leavitt  SE SOLICUTA UN CARIÑO.jpg

立て続けのお悔やみであります。
今度はプエルト・リコ・サルサのラフィー・レアビ。
享年65と、先日のマフムード・ギネアとひとつ違い。みんな早く逝きすぎだよー。
マイアミの自宅で亡くなったとのこと。
晩年はプエルト・リコを離れ、フロリダで暮らしていたんですね。

まだサルサがニュー・ヨークの音楽だった70年代前半。
ファニアのサルサばっかり聴いていた時に出くわしたラフィー・レアビには、
それはそれは、驚かされたものです。
といっても、当時リアルタイムに聴いたのではなく、
4・5年遅れの後追いで知ったんですけどね。
ボビー・バレンティン、ロベルト・ロエーナ、トミー・オリベンシアといった
プエルト・リコのオルケスタが、ニュー・ヨークのサルサとは違う手触りを持っていることに気付き、
ほかの楽団をいろいろと深掘りしていくうちに、ラフィー・レアビと出くわしたんでした。

まずびっくりしたのが、ラ・セレクタのデビュー作のタイトルを飾った“Payaso” です。
なんですか、このイヤな汗がじっとりとまとわりつくような不気味なホーンの響きは。
粘りつくリズムは、すっきりとシャープなニュー・ヨークのサルサからはけっして聞かれないもの。
摩天楼のきらびやかな輝きを映す、エレガントなダンス・ミュージックがお約束のサルサなのに、
こんなに泥臭くてもいいものかと、のけぞってしまいました。
当時、河村要介さんが「プエルト・リコの夜の深さ」と表現していましたけれど、名言でしたねえ。

演奏の稚拙さが、いっそう不安定な印象を強くもしているんですが、
サミー・マレーロの倒錯を感じさせる歌声もどこか不穏で、
悪霊が憑りつくような、寝しなに聴いたら悪夢を見ること必至なデビュー作です。

その後、ラ・セレクタは次第にスマートなサウンドを聞かせていくようになりますが、
楽団のトレードマークであるサミー・マレーロのヴォーカルには、
プエルト・リコの貧しい白人農民の哀切を秘めたヒバロ音楽の真髄が深く刻印されていて、
ヒバリートのアイデンティティを示していたように思えてなりません。

今夜はラ・セレクタのアルバムで、特にお気に入りの4枚を聴こうと思います。

Orquesta La Selecta De Raphy Leavitt "PAYASO" Borinquen DG1212 (1971)
Raphy Leavitt Y Su Orquesta La Selecta "MI BARRIO" Capitol/EMI Latin H2H42396 (1972)
Raphy Leavitt Y Su Orquesta La Selecta "CON SABOR A TIERRA ADENTRO" Multinational DG1335 (1977)
Raphy Leavitt Y Orquesta La Selecta "SE SOLICUTA UN CARIÑO" Bronco BR146 (1988)
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