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春のショーロ・カリオカ ルイス・バルセロス

Luis Barcelos.jpg

今年は寒の戻りがきつかったですねえ。
ようやくまた春の陽気になってくれて、嬉しいショーロ・アルバムです。
それも、ど・ストライクなショーロ・カリオカで、
いやー、振り返ればサンパウロのショーロに好作が続いていて、
ずいぶんとリオのショーロを聴いてなかったなと、いまさらながら気付かされました。

ルイス・バルセロスというバンドリン奏者の初ソロ作。
ポルト・アレグレ出身で、05年にリオへ出てきて、
ペドロ・アモリンらとともにバンドリン教室の先生をしていたそうですが、
あちこちのレコーディングにも声をかけられて、活躍をしている人だとか。
ぼくの大好きなニーナ・ヴィルチのデビュー作でもバンドリンを弾いていますね。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2012-11-17

本作はルイスの10弦バンドリンに、カヴァキーニョ、7弦ギター、ギター、パンデイロという編成で、
クラリネット、トロンボーン兼フリューゲルホーン、パーカッション、
7弦ギターの4人が、ゲストとして曲によって加わっています。
こうして聴いてみると、カリオカのショーロとパウリスタのショーロって、
はっきりと味わいに違いがありますねえ。

パウリスタのショーロって、編成もそうですけど、
従来のフォーマットにこだわっていなくて、演奏スタイルにも自由さがありますけど、
カリオカのショーロは良くも悪くもジャコー・ドバンドリン以降の
伝統フォーマットにきっちり従っている印象があります。
これこそショーロ王道のサウンドって感じですね。

それが時に窮屈にも感じたりするんですけれど、
本作ではルイスの張りきったプレイがみずみずしくフレッシュで、
キレのよいバンドリンの響きに、
きっちりとアレンジされたアンサンブルもシャープで胸をすきます。
各楽器のソロもスリリングで、良い意味で緊張感のあるプレイが、
ショーロの本場である伝統の底力を伝えるかのようです。

Luis Barcelos "DEPOIS DAS CINZAS" no label no number (2014)
コメント(7) 

コメント 7

としま

はじめまして。このブログはいつも楽しみに読んでいます。

さて、このショーロ・アルバム、凄くほしいですね。僕は前からこの手のショーロに滅法弱いし。ジャケットの雰囲気も最高。YouTubeに一曲だけあって、聴いてみたら、凄く良かったです。

でも今のところ、日本では配信でもフィジカルでも、どこにも売ってないんですよねえ。う〜ん・・・。
by としま (2015-04-20 20:00) 

bunboni

ご愛読ありがとうございます。
これは新宿のディスクユニオンで買いましたが、まだあるんじゃないでしょうか。もし売り切れでも、取り寄せしてくれるはずですよ。
by bunboni (2015-04-20 20:45) 

としま

お返事ありがとうございます。

僕は愛媛県に住んでいるので、東京の路面店には行きにくいので、ディスクユニオン通販で探してみたら、出てきました!でも在庫なしになってましたので、注文だけしておきました。

『ポップ・アフリカ700』で知り、その後このブログのことを知って読むようになり、随分いろいろと勉強させていただいています。改訂版の『ポップ・アフリカ800』も買いましたよ。
by としま (2015-04-20 21:00) 

bunboni

ありがとうございます。
どうぞ、これからもごひいきに。
by bunboni (2015-04-20 22:35) 

としま

bunboniさんがこのブログで取りあげるCDは、記事を読んでほしくなって探しても、その時点では日本ではどこにも売ってないということが、時々あって、いつも隔靴掻痒の思いです(笑)。

少し前の『Great Singers of the Republic of Azerbaijan』も、どこにもなくて、今エル・スールの原田さんに頼んで、取寄せてもらっている最中です。いつもbunboniさんが、そういうのをどこでお買いになっているのか、かなり気になってます。
by としま (2015-04-20 22:42) 

bunboni

このブログの記事を書くことで、
CDショップのオーナーやバイヤーさんに興味を持ってもらい、
じっさいに仕入れて売ってもらいたいというささやかな願いが、
ぼくにはあります。
さらに一歩進んで、日本盤が出るようになれば、なおのこと幸せです。

このブログでは、自分が本当に気に入ったCDしか記事にしていませんので、
そうしたCDが日本で売られもせず、知られていないのは残念でなりません。
このブログの影響力なんて、たかが知れているので、
ここで海外の入手先などをお示ししても、一部の読者が手に入れるのみで終わってしまいます。
それでは広がりが生まれないし、ぼく自身も長年お世話になってきた
CDショップやレコード会社へのご恩返しにもなりません。

なので、このブログを読んで気になったら、どんどんショップにオーダーして、
オーナーさんやバイヤーさんのハートをたきつけてもらいたいのです。
そんなささやかな動機もありつつ、続けているブログですけれども、
素晴らしいCDの存在が少しでも広まればと思っています。
by bunboni (2015-04-20 23:22) 

としま

注文していたのが、ようやく今日届いたので、早速聴きましたが、凄く快適で気に入っています。

ブックレットで顔写真見たら、どこかで見た顔だと思ったら、ドローレス・ドゥラーンを歌うニーナ・ベケールのライヴ動画でバンドリンを弾いているのが、ルイス・バルセロスでした。

そう思ってニーナ・ベケールのスタジオ盤の方も見たら、それも彼でした。見逃していました(汗)。

ニーナ・ベケールのドローレス・ドゥラーン集にしろ、このルイス・バルセロスのショーロにしろ、こういうブラジル音楽が一番好きなんです。
by としま (2015-06-29 16:09) 

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