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エチオピーク・フロム・ボストン デボ・バンド

Debo Band.JPG

ボストンから登場した「エチオピーク」バンドのデビュー作。
メルボルンのデレブ・ジ・アンバサダーに続いて、これは要注目のバンドですよ。

リーダーはエチオピア系アメリカ人のサックス奏者で、
フロントを務める男性歌手もエチオピア系という本格派。
この二人を中心に06年に結成された11人組のバンドで、
サックス×2、トランペット、スーザフォンの4管編成に、
CDではもうひとりトロンボーンも加わっています。
アコーディオン奏者はアベ・マリエさんという日本人女性で、
ヴァイオリンが2人いるところもユニークです。

レパートリーはゲタチュウ・メクリヤ、アレマイユ・エシェテ、ベズネシュ・ベケレ、
マハムード・アハメッドなど、エチオピア音楽黄金時代のレパートリーのほか、
結婚式で歌われる伝承歌やアズマリのプレイズ・ソング、
さらにティグリニャ音楽まで手がける研究熱心ぶりには頭の下がる思いです。
アルバム・ラストのバンドのオリジナル曲は、
3つの音しか出ないエチオピアの素朴な木製の笛エンビルタを使っていて、
このバンドのエチオピア音楽理解の深さにウナらされます。

これだけしっかりした音楽性をバックグラウンドに持ったうえで、
メンバー個々の演奏能力も高く、若々しく張りのある男性ヴォーカルも魅力とくるのだから、
そのサウンドが説得力十分なのも、当然のことですね。
デレブ・ジ・アンバサダーほど往年のエチオピーク・サウンド完コピーではなく、
クレズマーの雰囲気漂うヴァイオリンなど、
このバンドならではの個性を発揮しているところにも好感が持てます。

デボ・バンドはすでにエチオピアを2度ツアーしていて、
ザンジバル島の音楽祭サウティ・ザ・ブサラ(知恵の声)にも出演するほか、
モントリオール・ジャズ・フェスティバルやニュー・オーリンズ・ジャズ&ヘリテイジ・フェスティバルなど、
さまざまなフェスティバルで活躍中とのこと。
早くも次作への期待が高まります。

Debo Band "DEBO BAND" Next Ambiance/Sub Pop no number (2012)
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