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芸歴40周年 エバ・アイジョン

Eva Ayllon En Japon.JPG    Eva Ayllon_En Vivo.JPG
   
ペルーのエバ・アイジョンが、今年で芸歴40周年を迎えました。
まだぼくは聴いてないんですが、ペルーでは記念アルバムもリリースされたようです。
昨年のアルバム“QUIMBA, FÁ, MALAMBO, ÑEQUE” でも
堂々たる歌いっぷりを披露してくれていたので、
どんな仕上がりになっているのか、楽しみです。

セリア・クルース亡き後のラテン世界で、
エバ・アイジョンが最高の女性歌手とぼくは信じていますが、
十年くらい前に比べれば、声に潤いがなくなって粗さが感じられるようになったのと、
一部の曲で不自然な力みが感じられたりと、
多少大味な面もみられるようになったのは少し気がかりです。
ヴェテランらしい円熟が臭みとならないよう、
年齢との折り合いを上手くつけていってもらいたいですね。

そういう意味でいうと、エバが最高の絶頂期にあった
15年前にライヴ体験できたのは、本当にラッキーでした。
1995年8月15日、川崎・幸文化センターで観たエバのステージは、
ぼくが生涯観たライヴのなかでも五本指に入る、忘れられないものです。

そのコンサートは在日ペルー人が招聘したもので、
工場などで働くペルー人たちの盆休みをあてこみ、
8月13日群馬県大泉町、15日川崎市幸区、17日静岡市の日程で行われたもの。
なんせ日本人なんか相手にしていないコンサートだから、
お客さんはペルー人のみ。日本人なんてぼく以外に10人いたかどうかでしたね。
会場には看板や垂れ幕はおろか、ポスターひとつ貼ってなかったので、
ペルー人が大挙して集まっているのに、近所の住民が不審な目を向けてましたっけ。

幸文化センターは当時ぼくが住んでいた鶴見から車で10分くらいのところで、
ぼくはエバに贈る花束を用意して開演5時間前に行き、スタッフたちとおしゃべりをしてたんですが、
開演を迎えるまでちょっとしたひと悶着がありました。
なんでも前々日の群馬でのコンサート終了後、ギャラの件でモメたとかで、
メンバーたちは会場入りしたものの、エバは今日は歌わないとおかんむり。
開演前のサウンド・チェックにも現れないばかりか、
開演30分前のブザーが鳴っても現れなかったのです。

スタッフはまっつぁおで右往左往、ホテルでエバを必死に説得し続け、
「中止」の文字もちらつき始めた開演予定時刻を1時間すぎたところで、
エバがようやくタクシーで到着。
楽屋入りしてあっという間に着替えたかと思ったら、到着して3分とたたずに舞台に立ち、
歌い出した早業に、ぼくは舞台袖からただ呆然、口アングリでした。

Eva Ayllon_Live 1.JPGEva Ayllon_Live 2.JPG

散々待たされたペルー人のお客さんたちは、
のっけから興奮のるつぼ。
ぼくもあわてて楽屋裏から会場へ向かうと、
自分の席がない! 
チケットには「お列31番」とあるのに、
座席番号は25番までって、おい、おい。
まー、ラティーノらしいお仕事ですこと。
席はけっこう空いてたので、
問題はぜんぜんありませんでしたが。

そうして始まったコンサートは、
そんなトラブルをおくびにも出さない、
それは見事なものでした。
メンバーとのかけ合いで盛り上げる
ステージングの旨さ、観客のあしらい方は、
まさに女王様でした。
ステージ終了後、無事エバに花束を渡すこともでき、
ツーショットで撮った写真も宝物となりました。

Eva Ayllon_Live 3.JPG

そんなエバの15年前のステージを思い出させてくれるのが、
06年8月2日でのハリウッド・ライヴを収めたこのDVDです。
オープニングが94年の“PARA TENERTE”収録の“Andar Andar” で、
ひときわ大きな歓声を受ける“Regresa” は“GRACIAS A LA VIDA”収録曲と、
やっぱりあの当時がエバの黄金期だったことを象徴しているかのようです。

19950815_Eva Ayllon_Gracias A La Vida.jpg   19950815_Eva Ayllon_Para Tenerte.jpg

しかしこのDVDは、日本で観たステージよりショーアップされていて、
フェステーホではぴちぴちの肢体がまぶしい若い女性ダンサー4人が舞い、
パーカッショニストの二人が見事なタップを披露する場面や、
アレックス・アクーニャも加わり、カホンを4人で競演するなど、見せ場がたっぷりです。
レパートリーも“Toro Mata” “Fina Estampa” の名曲から、
オドロキのEW&Fの“Fantasy” まで、114分たっぷりと楽しめます。

エバ・アイジョン 1995年日本公演 チラシ
[DVD] Eva Ayllón "EN VIVO : LIVE FROM HOLLYWOOD" Nemo Presents no number (2006)
Eva Ayllon "GRACIAS A LA VIDA" Discos Independientes CD9013 (1993)
Eva Ayllon "PARA TENERTE" Discos Independientes CD9036 (1994)
コメント(2) 

コメント 2

Alfredo

小詩は名古屋転勤中に静岡と川崎のライブに行きました。
ライブ終了後、今は亡きマリキータさんと楽屋を訪問し、彼女から離婚して子供の面倒を看ているとの聞きました。
本当に観客が少ない寂しいコンサートでした。前宣伝も殆どしてなく、日本では当時Musica Nagraも知られていなかったのも一因でしょう。
なにはともあれ彼女の生の肉声を聞けたのが最高!
by Alfredo (2017-05-16 12:10) 

bunboni

歌手のもっとも旬の時期に、そのライヴを堪能できる巡りあわせはなかなかないものですが、エバ・アイジョンの来日はそのめったにない出来事でした。今思い起こしても、この来日時が最高でした。近作での声の衰えは隠しようがなくなっていて、残念です。
by bunboni (2017-05-16 20:38) 

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